イベント成功の9割は「事前設計」で決まる!プロが実践する企画立案のフレームワーク

イベントを成功させるには、運営や当日の演出よりも「企画段階の設計」がすべての土台になります。私たちは年間100件以上のイベントを支援していますが、成功する案件の共通点は「設計力の高さ」にあります。今回は、企業や自治体、団体がイベントを委託する際にも参考になる、プロが実践している企画立案のフレームワークをご紹介します。
Contents
イベントの「目的」設定がすべての出発点

最初に行うべきは、「なぜイベントをやるのか?」という目的の明確化です。
多くの失敗するイベントは、目的があいまいなままスタートしてしまいます。
例えば、次のような具体性が必要です。
| ✖️あいまいな目的 | ✅明確な目的例 |
|---|---|
| 認知拡大を図る | 新製品Aのターゲット層(20~30代女性)への直接訴求を目的とする体験型イベント |
| 地域活性化したい | 地元の観光客誘致数を前年比120%にするための、駅前エリア回遊型フードイベント |
この段階で目的が不明確だと、集客戦略も運営導線もズレてしまうため、私たちはヒアリング時に必ずクライアントと「イベントの本質的な目的」を言語化します。
KPI・成果指標の数値設計

目的が明確になったら、それを「成果」をどのように測るか検討します。
- 来場者数
- 滞在時間
- 名刺交換数
- SNS投稿数
- 売上や成約率
- WEBサイトへの誘導数
など、イベントの目的に応じて複数のKPIを設定します。
重要なのは、事前にKPIを明文化して共有することです。
後から「手応えはあったが成果が不明」とならないよう、数値化できる目標を設定しておくと、クライアントとの合意形成もスムーズになります。
ターゲット設定とペルソナ設計

企画立案で重要なのが、誰に向けたイベントなのかというターゲット設定です。
たとえば「ファミリー層向け」といっても、以下のように絞り込みが必要です。
- 30代前半の共働き夫婦
- 都内在住・保育園児を持つ家庭
- 週末はショッピングモールや屋外イベントに出かける傾向あり
ここまで具体化した「ペルソナ」があって初めて、効果的な体験設計や導線設計が可能になります。
弊社では、イベント企画書に必ず「ペルソナ像と課題」を記載し、それに基づく体験ストーリーを設計しています。
会場設計と動線マッピング

目的とターゲットが明確になると、次は「動線設計」です。
来場者がどう動き、どのようにコンテンツに触れ、どこで満足を得るのかを図面レベルでマッピングしていきます。
動線設計で意識するポイント:
- 入口と出口の位置:自然な回遊性が生まれるか?
- 混雑ポイント:トイレ・受付・人気ブースの混雑をどうさばくか?
- 滞留ポイントの設定:写真撮影スポットや休憩スペースで滞在時間を伸ばす
この設計に甘さがあると、当日に「行列ができすぎて不満が出た」「途中退場者が多かった」という事態になりかねません。
具体的に実施会場の立地やブース位置、来場導線予測は必須になってきます。
スケジュールと業務フローの設計

イベント当日だけでなく、事前準備〜終了報告までのスケジュールとフロー設計も非常に重要です。
弊社では以下のようなマイルストーンで計画を立てます:
- イベント開催日の約半年〜2ヶ月前:企画提案・目的設定・KPI設計
- 2ヶ月〜1ヶ月前:ツール制作・広告出稿・運営マニュアル策定
- 2週間前:リハーサル・関係者MTG・最終確認
- 当日:運営・来場者対応
- 翌週:効果測定・レポート提出・次回提案
「見える化」されたスケジュールとToDoリストは、主催者の負担軽減にもつながり、信頼を得る要素になります。
弊社ではタスクスケジュールやToDoリストを作成し、クライアント様と相互確認させていただき、抜け漏れがないように管理しています。
スポンサーや関係者の合意形成

企業イベントや自治体主催イベントでは、関係部署やスポンサーの存在が大きく影響します。
- 情報共有のタイミング
- 社内承認フロー
- スポンサー向け説明資料の設計
これらを適切に設計・進行しないと、後半で企画が差し戻され、進行に大きな影響が出ます。
弊社では、社内調整に使える説明資料テンプレートや、スポンサーとの打ち合わせ同席支援も提供しています。
まとめ:委託する側こそ「事前設計力」を重視すべき

イベントを外部に委託する際、つい「実施経験」や「価格」のみで業者を選びがちです。
しかし本当に重要なのは、企画段階から「設計力」と「ロジック」を持って伴走できるパートナーかどうかです。
私たちは単なる“イベント運営代行”ではなく、事前設計から成果測定までワンストップで支援しています。

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